■ホスピタリティとおもてなしの違い
先日、同じ84世代で食事をしていた時に出た話題です。
もともとは、これから役所に勤めだす友達とfacebookとか、Twitterを行政で上手くやるにはどうしたらいいかな?なんていう話から、集まりました。
と、言っても4名程でしたが。
そんな時、ちょうど出たのが「ホスピタリティ」は外国に通用する日本の文化だ。という話がでました。
僕の持論としては、
「ホスピタリティを日本語訳したらおもてなしになるかもしれない。けれど、おもてなしを外国語訳したらそれはホスピタリティとはならないと思う」
という話をしました。
おもてなしと、ホスピタリティの話はサービス業ではよく話題に上ると思います。
加賀屋ホテルの有名な女将がこんな言葉を残してます。
「私は頭を下げるとき、目の前にいるお客様の、目には見えないけれど、その方の後ろにいらっしゃる大勢のまだ見ぬお客様にも挨拶をしている。加賀屋でいい一日を過ごせたお客様は、きっとご友人やお仲間を紹介してくれる」これが僕はおもてなしだと考えています。
ホスピタリティというのは
- 家具を買いに来たら、そのお客様の身長や体重、座る場面や部屋の室調を想定して提供するもの
だと思っていて、一方おもいやりというのは
- 上記を提供しつつ更に、そのお客様と一緒に座るであろう人を想定した上で提供するもの
ではないかなと思っています。
その人とその人に関わるすべての人に最高の品質を提供する事が、日本独自のおもてなしではないかなと思ってます。
いろいろ意見がわかれる「おもてなし」という言葉。
もっと色々知っていきたいものです。