■幅広く知るというコト

タイトルでは掘り下げてみました。なんてことを書いていますが、おそらく多くの人がそう考えたことのある内容だと思います。

今、小さい規模ではありますが僕の事業ドメインは美容です。
美容といってもカテゴリーが沢山あるかと思いますが、僕はその中でも美容師・美容室という領域またはそれに関連のあるところ。を自分の事業ドメインとして考えています。

サラリーマンで働いていた時代は「あるコト」に特化して働くことができました。店舗開発やマーケティング、Web施策、スーパーバイザー、社長室、社内企画運営、新規事業の立ち上げ、分社化、多業種とのアライアンス、教育、採用。

どれも、エキスパートから見たらまだまだな内容であったかもしれませんが本当にいろいろなコトに挑戦させてもらえていました。恵まれた環境であったと、今更ながら思ってます。

そして、先月の9月に独立してからは今までやってきたコトとは全く別のコトに挑戦しています。例えばスタッフさんの報酬支払い。インターネットバンキングを使って行うのですが、どれもはじめての経験。そして会社のお金を個人にミスなく払うという緊張感。たった7件ですが、時間もかかるし緊張しました。

また、電話やFAX等の開設工事。実家では親がやっていたし会社では総務が担当していました。もちろん一人暮らしでは固定電話なんて開設してなかったのではじめての経験でした。NTTの電話対応は最低だけど、NTTの担当スタッフの優しさに幾分助けられました。

来る出来ないの前に、知っている知らない。が少ないことに越したことはないということです。

ビジネスにおいてもそうだと思ってます。

僕のビジネスは未だにFAXが大活躍しています。僕は圧倒的にメール派ですが、お客様が皆FAXを求めてます。今はきたFAXを全てPDFにして、メールに飛ばし、必要なFAXしか印刷していません。

これも、FAXとメールを両方使ったことがある、そして「それが出来るんじゃないか?」と考えた結果、発見することが出来たコトです。

つまりは、知らなくていいことなんて、皆無に等しいと思います。

今、僕は知人と「つまみ撮り」というプロのカメラマンを囲って写真を撮る。それを仲間内で共有して評価し合うというようなコトもやっています。
僕の業務の中で、おそらくカメラを使うコトなんて、きっとありません。

でも、ビジネスにおいてカメラ好きの人と出会ったときそのコトが活かされるんだと思います。
※写真は「水」というテーマで撮影したものです。


中村俊輔も、遠藤保仁も素人から見たら「サッカーが上手な人」だと思います。けれど、サッカーを知った人では「それだけじゃない」んです。
「それだけじゃない」といえるある一定のレベルまで「知る」コトが重要でサッカーが上手くなる必要はないんです。